福岡2女児誘拐殺人 死刑確定へ
福岡県飯塚市で平成4年2月、登校途中の小学1年の女児2人=いずれも当時(7)=を誘拐して殺害したとして、殺人などの罪に問われた無職、久間三千年被告(68)の上告審判決が8日、最高裁第2小法廷であった。滝井繁男裁判長は「性的欲望を遂げようとした卑劣な動機に酌量の余地はなく、死刑を是認せざるを得ない」と被告側の上告を棄却した。死刑を言い渡した1、2審判決が確定する。
久間被告と犯行を結びつける直接証拠がない中、久間被告は一貫して無罪を主張していたが、判決理由の中で滝井裁判長は、「被告の使用車両から被害者の血液型と一致する血痕が見つかるなど、被告が犯人であることは合理的疑いなく立証されている」と指摘。
その上で「抵抗する力の弱い女児の首を絞めた殺害の態様は冷酷で非情かつ残忍。極めて非人間的な所為でまな娘を失った遺族らの被害感情も厳しい」と断罪した。